フッ化物はお茶や海藻、野菜などに含まれ、自然界に存在するものです。
このフッ化物は、お口の中、歯の周りに存在することで、むし歯の進行を抑制し、むし歯になりにくくする効果があります。
ここで、むし歯のでき方について、考えてみましょう。

①飲食によって、口の中に食べ物の糖が入ってきます。
糖は、歯に付着した歯垢(バイオフィルム)内に取り込まれ、細菌が酸を産生します。

②その酸により歯に付着している歯垢(バイオフィルム)内のPHが低下すると、歯の表面からリン酸やカルシウムなどのミネラルが歯から溶け出します。(脱灰)

③その後、だ液の緩衝作用により酸が中和されると再び、ミネラルが歯面にもどっていきます。(再石灰化)
歯の表面では、私たちが飲食するたびに、目には見えませんが、この脱灰と再石灰化が繰り返されていることになります。
飲食する機会が多ければ多いほど、歯がとかされる脱灰の時間が増え、再石灰化の時間が減り、むし歯ができるというわけです。
しかし、歯の周りにフッ化物が存在すると、この脱灰を抑制し、再石灰化が促進され、むし歯予防に繋がるのです。
フッ化物使用時の注意事項

フッ化物は、むし歯予防に効果的ではありますが、いくら良い物でも過剰に摂取すれば、体によくはありません。
特に、体内で永久歯が形成される乳幼児期では、歯がもろくなってしまったり、中毒に至ることもあります。
正しい知識を得て、フッ化物の使用量、使用方法を守って、効果的にむし歯を予防しましょう。

